kotobaについて
設立の経過
▸国では、「外国人材を適正に受け入れ、共生社会の実現を図る」として、総合的な対応策を打ち出しています。また、日本語教育推進法が制定され、それぞれの希望や状況・能力に応じた日本語教育を受ける機会を用意するとされました。
▸しかし、枚方市では、行政組織の中に、外国につながる人たちの支援など多文化共生の課題に専門的に取り組む部署がなく、2021年3月末には(公財)枚方市文化国際財団も解散しました。
枚方市に限らず、隣接する大阪府北河内の各自治体や八幡市や京田辺市など京都府の自治体をみても、地方自治体における取り組みは不十分な状況です。
枚方市に限らず、隣接する大阪府北河内の各自治体や八幡市や京田辺市など京都府の自治体をみても、地方自治体における取り組みは不十分な状況です。
▸そこで何とか少しでも私たち自身の力で、外国にてながる人たちに対する日本語教育や支援のための取り組みを始めようと、2020年12月10日、任意団体として設立したのがkotobaです。具体的な活動に取り組む中で数多くの皆さんに参画いただき、活動や組織運営のあり方を共に考えながら、早期にNPO法人の認証を取得をめざそうとしました。
名称と設立趣旨
▸「日本語教育・多文化共生推進協会」とは少し長い名称ですが、何を行う、どのような性格の団体かがわかるようにしました。
▸kotobaは、活動する地域を限定せず、また、行政の意向に左右されることなく活動する「市民の自主的な集まり」です。そうした団体の性格を示す表記には、「アソシエーション」に対応する日本語の「協会」を用いました。これは、「共通の目的や関心をもつ人々が、自発的に作る集団や組織」を意味しています。
▸愛称は、設立メンバーのうちの2人が2018年に、同じ目的の取り組みを進めようと設立した日本語クラブ「ことばの木」という任意団体の名称の一部を引き継ぎ、世界的に理解いただけるアルファベット表記の kotoba としました。
▸設立趣意書では、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築く中で、地域の中で共に生きていく多文化共生社会を築くために、次のことに取り組むと定めています。
(1) 日本語学習機会の提供や紹介。特に、外国につながる子どもたちの日本語教育を始めとする育ちの支援や、企業等で働く外国籍労働者に対する日本語教育
(2) 日本語教師が地域において活躍できるようにすることや、日本語教育に取り組む人材の育成
(3) 地域で暮らす外国につながる人たちが抱える様々な困りごとや課題について、寄り添う姿勢で相談に応じ、広範な支援機関と連携して解決につなげるためのサポート。異なる文化的背景を尊重した居場所や交流機会の創出
(4) 多文化共生社会の実現に向け、広く地域社会に働きかけること。行政に対する提言等
◇団体基本情報
名称 | 日本語教育・多文化共生推進協会 kotoba |
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英語表記 | Association for the promotion of Japanese Language Education and Multicultural Society |
連絡先 | 〒573-0036 枚方市伊加賀北町7-62-607(中路 方) E-mail:kotoba.tabunka@gmail.com ホームページ:http://kotoba-tabunka.org/ |
役員 | 共同代表 松藤昌代(まつふじ まさよ)/大阪府識字・日本語学習コーディネーター、日本語講師 共同代表 中路清(なかじ きよし)/元・枚方市教育委員会社会教育部長/日本語教師 副代表 内田匡子(うちだ まさこ)/日本語教師 監事 川添賢史(かわぞえ さとし)/行政書士・川添国際法務事務所 |